二酸化炭素を用いた様々な反応を開発

Poly(hydroxyurethane): Catalytic Applicability for the Cyclic Carbonate Synthesis from Epoxides and CO2 Chemical Communications 56, pp. 10678-10681.DOI: 10.1039/D0CC04463F

Suguru Motokucho, Hiroshi Morikawa

(Accepted 04 Aug 2020, Available online 05 Aug. 2020.) 


Suguru Motokucho, Yuya Takenouchi, Rumi Satoh, Hiroshi Morikawa, Hisayuki Nakatani
ACS Sustainable Chemistry & Engineering 8(11) 4337 - 4340 2020年3月23日

二酸化炭素を利用する研究を行っています。

大きく分けると、二つに分けることが出来ます。

ひとつは、二酸化炭素を化学原料とします。

もう一つは、二酸化炭素を触媒とします。

 

(研究の意義)

二酸化炭素は、環境に悪影響を及ぼすと国連から指摘されています。

例えば、温暖化に伴う環境変化(Goal 13)や突然の豪雨などの災害の発生(Goal 13)、海水の酸性化(Goal 14.3)による海洋資源への影響(Goal 14.5)などです。

そのような指摘を解決することを目的に「持続可能な開発目標(SDGs)」という17の目標が掲げられています。

 

(研究の着眼点)

二酸化炭素は、我々の生活において必ず発生します。(発電、車や飛行機などの移動や輸送) 

排出規制などが行われていますが、経済の発展発達が起これば必然的にエネルギーを使うことになりますので、二酸化炭素の排出量の規制にはおのずと限界があります。

そこで、見方を変えて二酸化炭素は”どこでも発生”し、経済が”発展するほど増える”ならば、これを”資源”とすればさらなる発展につながると考えられます。

 

そこで、二酸化炭素を化学原料として化学薬品を生成する技術を開発しています。

さらには、二酸化炭素を触媒として、様々な有機化学反応を起こす技術も開発しています。


本九町 長崎大学 ポリウレタン ポリウレア ケミカルリサイクル 炭酸 ポリウレタンフォーム ポリオール イソシアネート